人気の小泉進次郎 世襲反対派も「鞍替え」

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<テレビウォッチ> きのう4月14日が29歳の誕生日だった小泉ジュニア、進次郎議員は、衆院内閣委員会で仙谷国家戦略相を相手に、1時間以上にわたって堂々の論戦を繰り広げた。

29歳の誕生日

   仙谷大臣の答弁が長すぎると、笑いながら「おっしゃりたいことはいろいろあると思いますが、できるだけ簡潔に……」。また、「前の内閣がやらなかった」とくり返す大臣には、「自民党がやらなかったのをやるのが民主党ではないか」と切り返す。

   そのあとのコメントでも、「朝いちばんの質問の機会をいただいて、自民党からの誕生日プレゼントだった」と。

   また先週の安保委では、3月いっぱいといっていた普天間移転の政府案とりまとめで、鳩山首相が「数日ずれる」といったことをとりあげ、北澤防衛相を相手に、「数日とは何日か?」「3、4日だと」「きょうは4月9日ですよ。倍以上ずれてる」とやった。

   その委員会で、委員長が「純一郎君」と名前を親父さんと間違えたときには、「緊張を解いていただき、ありがとうございます」

   地方の遊説でも応援弁士として抜群の人気だ。識者、先輩議員の分析では、笑顔、言葉の間合い、リズム、ワンフレーズ、ウイット、ユーモア……などなど、父親譲りというのか、よく似てもいるパフォーマンスをあげる。

言葉の力

   加藤浩次が、「29歳ですよ。すごい落ち着きは、ちょっと勉強したい」

   海附雅美が小泉のブログを分析したところ、国会ランチの写真が載っていたり、乾杯の音頭で「乾杯(完敗)でなく完勝で」といったとか、「スーツにコーヒーこぼしちゃいました」とか……。

   加藤「戦略ではなく、素直にやってる感じ」

   本村健太郎までが、「二世議員というのは反対なんだが、小泉議員をみて考え変わりましたね。能力のある人はさすがだと」という。

   テリー伊藤は「政治家は言葉の伝達力。それが1番できている。優秀ですよね。天性のものかもしれない」。さらに「(伝えられるのは)1分2分が多いが、それが5分10分になったときにどうか、見てみたいな」といった。

   いい視点だ。彼は新聞の見出しになる言葉をはく。親父さんもそうだった。しかし、やがて問われるのは、フレーズではなく中身だから。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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