<テレビウォッチ>きのう4月12日に話題になった台湾の「第2のスーザン・ボイル」こと、林育群(リン・ユーチュン)(24)が、「スッキリ」のカメラの前に立った。「加藤さん、テリーさん、おはようございます」と日本語だ。おまけにスッキリのポーズまで決めてみせた。
「日本で披露したい」
彼が注目されたのは、台湾の人気オーディション番組「超級星光大道(スーパースター・アベニュー)」。優勝者には歌手としてプロデビューのほか300万円の賞金が出る。今4月2日の番組で歌ったのが、ホイットニー・ヒューストンの「I will always love you」。これをメゾソプラノか何かで歌ったのだからみんなびっくり。なにしろ、身長171センチ、体重115キロのぽっちゃりの体型に丸顔、おかっぱ頭だ。たちまちネットの動画サイトにのって、400万アクセスを超えた。
実はきのうの「スッキリ」は、「動画サイト」と室内映像だけで、肝心のオーディション映像がなかった。そこできょうは、ようやく入手した映像をノーカットで流した。なるほど、なるほどだ。彼は先週4月9日の番組で脱落してしまったのだが、きのう行われた音楽学校のPRイベントでの会見には、世界各国から約30台のカメラと報道陣が集まった。そしてそのあとの「スッキリ」の単独インタビューで、スッキリポーズになったのだった。
インタビューでは中国語で、「夢のよう。普通の太っちょなだけなのに、世界が変わった」。「美声の太っちょ」といういい方には「かわいらしい。親しみがわいていいです」。彼女はいない。「早く見つけたい」
リラックスできるのは? 「食べるとき」。好きなものは? 「肉です。食べる量が多いのでなかなかやせない。悲しいけど」と笑った。声のためには「冷たいものは飲まない。タバコも吸わない」
レパートリーに日本の曲もあった。MISIAの「Everything」をちょっと歌ってみせたあと、「チャンスがあれば日本で歌を披露したいので、スタジオに遊びにいかせてください」とまたスッキリのポーズを決めた。
吉本の若手?
それを見た加藤浩次は、「吉本の若手みたいな」(笑い)
テリー伊藤も喜んだ。「いいね。チケット安くしてほしいですね、2万5000円くらいで」(笑い)とすっかりプロデューサーの顔になった。
しかし、話はもっと進んでいて、2日後にはアメリカへいく予定で、テレビ出演の依頼が殺到してギャラが高騰しているとか。またCDの話も出ているのだという。
香山リカ「赤い蝶ネクタイがいい。売れても髪型と蝶ネクタイは通した方がいい」
加藤「キャラクター出来上がってる。スーザン・ボイルさんなんか、ずいぶん変わったけど」
テリーは「彼が男前だったらこうはならなかったわけで、ちょっと微妙ですよね」
加藤「来てほしいですね」
さーて、アメリカでどうなるかが見物だ。