学生数減の話ばかりで…
取材したリポーターの玉川徹によると、「この事業を国がやる必要があるのかどうか、この本質部分の議論がなく、役所側は存続を前提に話をしており、学生数を減らすといった話ばかりで、歯がゆいという印象だった」。
しかも、「この事業の仕分けは23日から始まる本番の事業仕分けには入っていないとの観測があるという。「ならば何故、厚労省が独自の仕分けでこの事業から取り上げ必要があるのか」(玉川)と訝る。
スタジオでは、ジャーナリストの鳥越が「職員にもムダを省く意識改革をしたいという考えでおやりになったんでしょうけど、実際に行われていることとギャップがあるなという感じが……」。
弁護士の大澤孝征も次のような意見を。
「官僚は1番くわしいその道の専門家ですから。仕分け人はよほど能力のあり、専門知識がないと簡単に手を捻られてしまう。自分たち自らムダを削るという考えを将来にわたって根付かせる。よく解釈すれば長妻厚労相の狙いかなと思う」
それにしても、この大学の運営費は雇用保険の一部から出ているという。詳しい仕組みはわからないが、卒業すれば教官に。せっせと働いて子どもを大学に通わせても就職が難しい現実とは別の世界がここに??
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト