<テレビウォッチ>オープニングトークで、小倉智昭が「一部の乗り物に乗る場合、気を引き締めて乗らなければいけない、というお話」と語り始めた。日経新聞の社会面に載っていた記事の紹介である。最近、タクシーには防犯カメラが設置されているけれども、これは会話も録音されているとかで、タクシー内での話し合いにはご注意というわけだ。
プライバシー
笠井信輔が「それはゆゆしき事態」と、ちょっと時代がかったセリフを吐く。「録音中と明示していただければ納得できます。犯罪防止には役立ちますし」と笠井は続ける。小倉が「録音中というのもねー」と笑うと、笠井は「書いてもらわないと困ります」。上司や同僚の悪口、会社の極秘情報など、聞かれるとまずいことも確かにある。
一方では、小倉が言うように「この手のものはプライバシーの侵害が問題になる」ことも多い。いずれの側も要警戒ということか。
小倉によると、録音装置つき防犯カメラは価格もそんなに高くないそうで、タクシーだけでなく、病院の窓口やコンビニのレジなどへの設置は今や常識らしい。前者は患者とのトラブル対策、後者は文字通り防犯対策のようだ。
デパートやマンションのエレベーター内に備えつけられているカメラも同様なのだろうか。無言で乗っているのが無難かもしれない。
文
アレマ| 似顔絵 池田マコト