<テレビウォッチ> 大竹真の「NEWSッス」が、台湾の番組から「第2のスーザン・ボイル誕生」という。何だ何だ?
台湾オーディション番組
スーザン・ボイルといえば、イギリスのオーディション番組で、見かけと声とのあまりのギャップが衝撃で、確か優勝者よりも人気を博してしまった人。つまり、見かけと似合わない実力ということになる。
で、話題の人は、林育群という24歳の青年だ。身長171センチ、体重115キロというから、まあメタボは間違いない。顔もボッチャリのニキビ面でおかっぱ頭。
今4月2日の台湾のオーディション番組で歌った様子が話題になった。動画サイトYouTubeなどにのったために、10日間でアクセスが400万を突破。本人も「夢のようです。目が覚めたら自分のニュースを目にしたから、とても不思議」という。さて、いったい何を歌ったのか。
ということで、流れたのがなんと、ホイットニー・ヒューストンのヒット曲「I will always love you」。彼女がケビン・コスナーと共演した映画「ボディー・ガード」の主題曲だ。それを女性の音域で歌った。
ネットの力
スタジオもあぜん。加藤浩次が「ギャップですね」
この青年、楽器店でアルバイトをしているのだそうで、この体型でピップホップダンスも得意なんだとか。愛称は「美声のふとっちょ」。
「で、オーディションはどうだったんです?」と加藤が聞いたが、「先週放送の番組で敗退してしまったと」と大竹。加藤は「落ちても、これ話題になりますよね」。テリー伊藤は「You Tubeってすごいよね。こういう新しいスターが出てくる。アフリカとかインドとかでも、出てくるかも」
スーザン・ボイルも、You Tubeで9日間に1億回を超える視聴を記録した。その結果CNNの「ラリー・キング・ライブ」に出たり、昨2009年の紅白歌合戦で、歌うことにもなったわけだ。
加藤「一気に注目をあびるわけですからね」
まさにネットの力。世界が舞台になるのだから伝搬力はけた違い、とはいえ、最後はやっぱり歌そのものが問われるんだろうね。