<テレビウォッチ>政府は、観光立国を成長戦略の『核』にする構想らしいが、実際にやってくる外国人観光客が目指す先を聞くと、さて? と首をかしげたくなるほど奇異な感じが……
観光客立ち入り禁止に、しかし…
外国人観光客の人気スポットになっている築地市場のマグロのセリ場。観光客のあまりの多さに業務に支障が出始め、4月8日から5月8日までの間、観光客の立ち入りが禁止になった。そこで、マグロのセリが始まる4月9日5時半、番組のカメラがセリ場へ。
立ち入り禁止の規制も何のその、カメラを持った外国人観光客が次々とやってきて大騒ぎ。警備員が「ノーフラッシュ」「ノーフラッシュ」と呼びかけるが効き目がない。3月は1日平均250人だったのが、4月5日は500人を超えた。
何故マグロのセリにこれほど人気があるのか?? 「アトラクションみたいで面白い」「すぐに刺身で食べられると聞いていた」「世界中で有名な日本の文化だから」という。
ならば何故日本の食文化を否定するのか。ジャーナリストの大谷昭宏が「この人たちがマグロ文化を喧伝してくれれば助かるのですがね」と。
そこで『トリップ・アドバイザー社』が調べた2009年の外国人注目の観光名所ランキングを見ると……
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト