木村拓也コーチの突然死 ブログに追悼続々

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   様々なポジションをこなすユーティリティプレーヤーとして日ハム、広島、巨人で活躍した木村拓也・巨人内野守備走塁コーチの死去から、1日経った。かつてのチームメイトやライバルたち、球界関係者はブログで、その早過ぎる死を悼んでいる。

   木村コーチが亡くなった2010年4月7日、石井琢朗選手(広島)は、いち早くブログに書き込んでいた。午前11時前の段階でも「ただただ、無念でなりません」と書いたが、その夜、改めて更新すると、「ゲームがあったのが恨めしいくらい」と気を落としている。

「笑顔で励ましてくれた」

   木村コーチが倒れたのが球場、それもホームベース付近だったこともあり、「死」を間近に感じたらしい。しかも、倒れる前には「タクさん、元気ですね。あと3年はやってくださいよ!」と声を掛けてくれた。それが最後の言葉となってしまったのだ。「やっぱり、辛いな」

   また、今は韓国リーグでプレーする門倉健投手は巨人時代、ともにプレーしたことがあった。倒れたと聞いてまず驚き、亡くなったと聞いて非常に残念な気持ちでいる。木村コーチはひとつ上の先輩といい、4月8日の記述にはこうある。

「僕が打たれて落ち込んでいる時に、笑顔で励ましてくれたのがタクさんでした。 ロッカーで冗談を言い合ったり、お風呂で野球の話をした事は、今でも鮮明に覚えています」

   さらに、大島康徳元監督は「37歳、早過ぎる」と書いた。木村コーチは頑張り屋で責任感も強かった。きっと、最後の最後まで精一杯だったのではないか、と思い遣る。「神様は不公平だ」「どうしていいヤツばかりが早く逝ってしまうのだろうか」と悔しさをにじませていた。

   ほかに、2月の巨人キャンプを視察した野球評論家の伊東勤元監督、アテネ五輪をともに戦い、横浜スタジアムで声をかけてもらったばかりという三浦大輔投手(横浜)、自身のダイエー時代によく食事をしていた下柳剛投手(阪神)らもブログで追悼している。<テレビウォッチ>

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