プロ野球・巨人の木村拓也コーチが2010年4月7日、死去した。4月2日、広島-巨人戦の試合前、練習中に突然倒れ病院に運ばれたが意識不明が続いていた。広島カープの石井琢朗は、7日に「無念」と題したブログを更新した。
「訃報」を受けての記事だ。石井も2日の試合ではベンチ入りしており、木村が倒れたときの様子を目の当たりにしていた。
「原監督が言ってました。 『奇跡を祈るしかない』と。 僕ら選手同様、ファンの皆さんも同じ気持ちだったと思います。 その祈りも届かず…」
2人がプロでチームメートだったことは、ない。だが、石井も木村もドラフト外で入団し、プロ野球選手としてはそれほど体格に恵まれているとはいえない。昨2009年で現役を退いた木村だが、目いっぱいのプレーで第一線で活躍してきた姿を知っているからこそ、石井も祈り続けていたのだろう。
「ただただ、無念でなりません」
石井の悲しみは、深い。<テレビウォッチ>