NHKの尻胸映像騒ぎ 動画視聴者の感想は…

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<テレビウォッチ>動画サイトのニコニコ動画で、およそ不似合いなミュージックビデオが再生ランキングのトップになっているという。さっそく調査に向かうと、その曲とは「コンピューターおばあちゃん」であった。

   NHKみんなのうたの代表曲のひとつで、1980年代はじめに発表された。元気な博学な明治生まれのおばあちゃんを讃える歌である。ポップなメロディと、坂本龍一によるスペーシーな編曲は、いま聴いてもなかなか味わい深いものがある。

   ところが――すでにご存知の方もいるだろうが、このビデオの一部に不適切な映像があったとして、この曲を収録した市販DVDが回収される騒ぎが最近起きたのである。コトの発端は、DVDを見た視聴者からの指摘だという。その映像をニコニコ動画で確認しようとした人が殺到して、再生数が伸びたものと見られる。

   さて、ビデオの映像は、歌詞世界をわりと忠実に再現したアニメーションだ。問題の場面は、1分40秒ごろ。アメリカンタイプのモーターバイクに跨ったおばあちゃんが、世界地図をバックに疾走している。すると背景が実写の画像になり、それが目まぐるしく入れ替わる。そこに、女性の尻や胸、下着の画像が混じっているというのだが……。

   いくら眼力のある当探偵社調査員でも、コマ送り再生でもしない限り、なにがなんだか判別できない。野鳥の会でもどうかというレベルである。NHKによると、映っている時間は、それぞれ0.1秒だという。実際に問題のシーンを見たユーザーからは「よくこんなの見つけたな」「わざわざ回収する必要はあるのか」などと、拍子抜けの感のあるコメントが多く寄せられていた。

   NHKの公式サイトでは「制作以来30年を経た現在の視聴環境や視聴態様を考慮に入れると、ファミリー向けの番組としてはよりふさわしい表現をとるべき」と判断したと説明している。

OP・コンチーネ

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