<テレビウォッチ> 「与謝野・平沼新党」のニュースをトップで扱ったが、ゲストコメンテーター田﨑史郎(時事通信解説委員長)の説明が分かりやすかった。
自民の支持率低下
MC小倉智昭が「思ったほどの激震でなかった」と振ると、「各議員の地元から(自民党を)出ないでくれ、ガタガタしないでくれ、という声が強い。(与謝野・平沼両議員、園田元幹事長代理、藤井元運輸相の)平均年齢は69才で、シルバー新党とかいわれている。中堅、若手はあまり動きそうになく、ブームにならない。(参加者は)二桁に乗らない感じだ」。
与謝野・平沼両議員の主な主張、郵政に対する態度など違い過ぎないかという点については「政策は思うほど違わない。同じ自民党でやってきたのだから。2人はマージャン仲間。ふだんから接して気心が知れている」(田﨑)。
また、小倉が「与謝野さんは小沢さんと案外、近いのでは?」と聞くと田﨑は「碁仲間だけど、反民主が結束の輪なので、小沢さんと組む確率は低い」と答えた。
長谷川豊アナが、週末行われた共同通信の世論調査の結果を紹介、民主党の支持率が少し上昇しているのに対し、自民党は大きく下げている、と告げる。小倉が「与謝野さん、平沼さんが抜けるのは自民党にとってダメージか」と尋ねると、田﨑は「与謝野・平沼両氏は自民党の良質な部分で、これまでの離党者とは違う」とし、「一方で執行部がきちんと対応していない端的な例をあげると、昨年、政治と金の問題で選対局長を辞任した二階俊博さんがまだ選対局長室に出入りして公認決定に携わっている。それでいいのか、とする声が党内では強い」と指摘した。
ピーコが「自民党は壊れて行く一方じゃないかという気がする」と話すように、メルトダウンが起きていることは間違いなさそうだ。