<テレビウォッチ>きのう4月1日は新入社員の日。その入社式の光景が会社の状況をあらわした。再建中の日本航空では、稲盛和夫会長が「JALを取り巻く環境は厳しい。並大抵の覚悟や努力では乗り越えることはできない」とあいさつ。新人も「期待も100%ありますが、不安も同様にあります」。同社は566人だが来年はゼロ。
面接予約に10日かかる
ライバルの全日空でも、伊東信一郎社長が「過去最大の赤字という危機にある。日本航空を対岸の火事とはいっておれない時代」
リコールを出したトヨタは、1250人と過去3番目の少なさ。豊田章男社長は「レースの先頭集団にいたのが、つまずき大転倒してしまった。とはいえ棄権は許されません」
日立製作所は850人で前年の7割。みずほフィナンシャルグループは1500人で6割……しかし、通ったのは幸運だ。この日もハローワークに通う姿があった。「自分がダメ人間になったような。面接の予約で10日かかる」
一方日本マクドナルド、タカラトミー、キデイランドなど不況知らずの業界では、ホテルの宴会場で開くなど意気軒昂だ。新人たちも、「ずっと勤めたい」「世界一の会社をつくりあげてやるぜ」「社長になるぞ」と元気がいい。
オーダーメイド型
みのもんたが「覇気のない若者はだめだが、大人まで覇気がなくなっちゃった」
与良正男も、「いちばん求められてるのが、それじゃないですか」
と、みのが突然、「新聞業界はどうなんです?」
与良もたじたじとなって、「そっちに来ますか?」
みのは「私は最初、毎日新聞を受けた。牧太郎さんという人が受かって、私は落ちた。つぎにTBSを受けて、私は落ちて……」
「誰が受かったんです?」と嬉しそうに吉川美代子。
与良が「そのとき岸井成格ってのが受けてるはずです」
みの「クーッ、ライバルだぁ」(スタジオ爆笑)
専門家によると、今2010年の新人は、「オーダーメイド型。個々人に合った目標をださないといけない。一律とはいかない」のだそうだ。
そんな使い方ができる人間なんているのかな?