<テレビウォッチ>党内からは「殿ご乱心?」という声もあるんだそうだ。小沢幹事長がきのう(3月31日)、京都と静岡で参院選に2人目の候補者を立てると発表した。が、静岡からは、早速きつい一発がかまされた。
「支持率低下のタネまいたのは…」
京都では衆院の河上満栄議員の鞍替え。昨2009年の選挙で比例区の候補者は全員当選しているから、河上議員の代わりはいない、衆院で1議席を失うことになる。
が、小沢幹事長は「参院で報いることができる」と強気一方だ。しかし、選挙をになう地元では共倒れを懸念するのは当然。これが静岡では、はっきりとした声になった。
最大の支持母体、連合静岡の吉岡秀規会長が、「民主党の支持率低下の原因は、政治と金。小沢氏の問題が深くかかわる。2人擁立と辞職願あるいは辞任をセットで出していただければ、それだけの覚悟があれば、真剣に向き合ってもいい」といったのだ。
もしこのままで選挙となれば、2人目の候補者は悲惨なことになりかねない。間隙をぬって、自民以外が入る可能性もある。地元の懸念には「だいいちこの支持率で?」「タネを蒔いたのはだれだ」というのがある。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト