<テレビウォッチ>若一光司が担当する「世界びっくりニュースウォッチ」で、「たいへん衝撃的な」(若一)話題が伝えられた。
中国で「1割」も?
中国の国営ラジオ放送サイトが「中国では下水道の汚水から作った『リサイクル食用油』を食べている。その毒素はヒ素の100倍だ」と報じたというのだ。
以下、若一の説明によると――「下水油」という、その食用油の原料は廃油、残飯。発がん性の高いアフラトキシンを含み、長期摂取すると、発育障害、肝臓、心臓、腎臓の臓器肥大などを起こす。2005年ごろから工業用油として販売され、やがて精製技術の向上にともなって食用油として流通するようになった。今では中国で使われる食用油の1割ほどが「下水油」だという。
安い上に、正規の食用油と外見上の区別がつかず、味の面でも差がつかないらしく、飲食店で使われることが多いそうだ。「マイ油」を持ちこむ人もいるとのこと。当局の取り締まりもそんなに厳しいものではなく、中国の専門家は「誰もが口にしまっている」と言う。
聞いていた鳥越俊太郎が、中国へ行く日本人旅行客が中華料理を食べて「下水油」を口にする可能性に触れると、若一は「私は間違いなくとっている」と述べた1か月もすると上海万博が始まる。ツアー旅行者にとっては不安要因が増す。
若一は「日本に入っていることは確認されていない」としたが、これも分からない。
文
アレマ| 似顔絵 池田マコト