S-1賞金1億円 「高すぎる。不愉快な人も」

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<S-1バトルグランドチャンピオン2010>優勝賞金1億円のお笑い番組。ソフトバンクの主催だ。S-1月間チャンピオンに敗者復活組などを加え16組が参加し、初代王者を目指した。

優勝はNON STYLE

   3グループに分かれ、それぞれのグループの勝者が決勝に進んだ。ネタの披露の仕方は、生で演じても録画でもよいというものだった。生でみせるのは大変なので不利だ。勝ち残ったのは、浅越ゴエと陣内智則、NON STYLE。勝負は、携帯電話からの投票数が多い組が勝ち、というもの。放送と通信の融合とやらを意識しているのだろうか。

   決勝3人への投票合計は70万近かったように記憶している。結局、NON STYLEが優勝し、1億円を手にした。1億円とは常軌を逸した額だ。各組が披露した3分ネタは、NON STYLEを含め特に練り込まれたものではなかった。M-1やR-1など、どこかで見たようなネタが多かった。これで1億円はいくらなんでもやり過ぎじゃないか。素晴らしいネタと熱演で「ああ、1億円もらえて良かったね」といえるような出来ならまだしも、とてもその領域には達していなかった。

   しかも今のご時世を考えると、仕事が見つからずに困っている人がたくさんいて、海外では大きな地震の被害で困っている人たちもいる。そうした人たちにこの1億円を使えないのか、という気持ちの方が先にたってしまい、とても勝者を祝福する気になれない。「夢があっていいね」というレベルの話ではなく、不愉快に感じた人も少なくないのではないか。

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