<テレビウォッチ>中井洽国家公安委員長(防災担当、拉致問題担当兼務)が、交際女性にカードキーを渡し、議員宿舎の部屋に出入りさせていた、などの問題についてスタジオ陣が追及する中で、最も舌鋒鋭かったのは大谷昭宏だった。
「危機管理意識が問題」
「即刻、更迭すべき」とした上で大谷は次のように語る――治安の最高責任者が何をしているか、警察が掴んでいないわけがない。大臣は時々、警察に耳の痛いことを言わなければならない。しかし、これをつかまれたら、何も言えない疑いが十分ある。もし、警察庁長官がこれをやったら即刻、更迭だ。その上にいる人が夜な夜なこんなことをやって、時の内閣が更迭しないでそのまま残しておいたら、なめられちゃう。テロリストに狙われる可能性だってある――
自民党からの批判の嵐もVTRで流される。先ずは小泉進次郎衆院議員=「国家機密を扱う立場にある方の危機管理意識が問題。宿舎に部外者が入っているとすれば機密を見てしまうおそれがある」。
つぎに谷川秀善参院幹事長=「とんでもない話。けじめはハッキリしたほうがいい」。
スタジオ陣に戻って山口一臣は「よくあれだけ(デートする)時間があるなと思う」。
木場弘子は「倫理観を求められるポジションの人だ。内閣が緩んでいるかなという印象」。
「厳重注意」で済ませればよかった副幹事長が一時「解任」、「更迭」相応な閣僚が「厳重注意」と、この政府与党は、やることがチグハグだ。
それにしても、6年も付き合って「そうじをしに来てもらっている」(国家公安委員長談)とは。なんて言い草なのだろう。