民主党マッチポンプ 解任騒動「バカバカしい」

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<テレビウォッチ> 意外な展開であった。「解任」されるハズだった民主党・生方副幹事長が一転、続投することになったのである。しかも、小沢幹事長直々に「もう1度やってくれないか」と要請したという。「突然の方針転換の裏に何があったのでしょうか」(赤江珠緒)。

「三方一両損」

   民主党内では「週末の世論調査を見て変えたのだろう。小沢さんは小沢降ろしの芽をつんだ」と言われているそうだ。

   鳥越俊太郎が「解任すると最終的に小沢さんに批判の矛先が向かう。それを知っている小沢さんは解任の形をとりたくなかった。だから、小沢さんのリーダーシップで穏便な形で元に戻した。世論を騒がせると自分への支持が下がると分かっていた。それを周りが……」と解説すると、落合惠子が「いわゆる忖度政治ね」と口を挟む。

   三反園訓は「参院選への影響が大きい、と考えたのだろう。小沢さんが気にするのは、内閣支持率よりも政党支持率。今度の件で民主党の支持率が下がった一方で、比例は自民党が上がっている」とした。そして「今度の件は三方一両損。民主党、小沢さん、生方さんがそれぞれ損をした」と述べた。

   森永卓郎は「生方さんは幸せだ。今の日本で、組織に属しながら何でも言えるのは、生方さんと野村沙知代さんの2人しかいない」と、笑いをとった上で、「参院選後、処分が下される」と見通しを語った。

   それにしても、「雨降って地固まる」と、雨を降らせた当の本人である高嶋筆頭副幹事長が話したのにはアキレタ。早速、生方副幹事長から「グチャグチャになる。そんなに簡単じゃない」と切り返された。

   赤江が「国民からすると、バカバカしい、腑に落ちない騒動でした」と結んだ。

文   アレマ| 似顔絵 池田マコト
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