<テレビウォッチ>福岡県久留米市の鳥類センターのタヌキ夫婦に生まれたオスとメスの2匹の子供が、シンガポールでパンダ級の大歓迎を受けることになった。
シンガポールへ
既に冷暖房完備の専用舎が用意され、来4月には歓迎式典も行われるという。笠井アナがこの子ダヌキたちの『大化け』のわけを取り上げた。それによると……
この子タヌキたちは、2008年に道路の側溝で拾われた夫婦タヌキの間に昨09年5月生まれた。
そこへ、たまたまシンガポール動物園から交流のあった北海道・旭川市の旭山動物園に「タヌキを頂けないか」との話があった。しかし、旭山動物園にいるのは南国で飼育するのは向かない北国の『エゾタヌキ』。探したところ鳥類センターの子ダヌキたちに白羽の矢が当たった。
でもなぜ、日本では里山を徘徊し農作物を食い荒らすタヌキがパンダ級の歓迎ぶりに??
希少動物だった
実は、タヌキは日本と中国大陸の極東地域に限って生息しており、地球上の生き物で見ると希少動物。シンガポールの人たちは勿論、欧米人でも「見たことない」人が多いのも納得できる。
しかもタヌキは、オオカミやキツネより以前に地球上に現われた歴史的動物という。となると日本列島が中国大陸と陸続きだったころから生息していた『原住民』だった可能性もある。
そうとは知らず「タヌキ親父」とか「あいつはタヌキだ」などとバカにはできない。
キャスターの小倉も「タヌキは人を化かすという話には出てきますけど、とても可愛い顔しているよね~」と。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト