<テレビウォッチ> 民主党の小林千代美衆院議員が、離党も議員辞職もしないと「居座り宣言」したことについて、スタジオ陣は批判のボルテージを上げた。
幹部らの起訴受け会見
小林議員は、自らの陣営が北海道教職員組合(北教組)から違法献金を受け、北教組の幹部ら2人が起訴された件に関して、きのう(3月22日)記者会見を行った。その中では、記者の1人が「(離党も辞職もしない判断は、民主党)本部の指示があったのか」と質問すると、小林議員が答える前に民主党北海道連幹事長が「そんなことはありません」と、割って入ったりした。
鳥越俊太郎は、「言いたいことが言えないような感じ。小林議員の本音は違うところにあるのかな、という印象だ」と話す。
三反園訓も「本人は辞めたい気持ちがあるのではないか。民主党内では、予算が成立した4月以降に辞めていただくのは既定路線、と言われている」と解説する。大澤孝征は「政治家の責任って一体、何なのだろう。何と言われようが、誰が逮捕されようが、離党も辞職もしないと言えばそれで済むのか。何らかの制裁を受けなければおかしい。選良として恥ずかしくないのか、と問いたい。国民の信頼がなければ政策の実現もむずかしい」と、追及。
若一光司は、「今回の違法献金は政治資金規正法違反にあたると同時に、厳しくいえば教育公務員特例法に違反する可能性もあり、北教組のやったことは、教えを受ける子どもたちがいる立場からして重い」とした。その上で「小林議員の責任のとり方は納得が行かない」と語った。そして若一は、(鳩山、小沢の)民主党のトップ2人は辞めて参院選に臨むのではないか、辞めて勝つ戦略ではないか、とする見方が出てきている、と言った。
首相は、小林議員の発言に対して「何らかの対処が必要」と述べたらしいが、相変わらず後手を踏んでいるようだ。