21世紀枠
といって向陽は、決して野球が弱いわけではない。前身の旧制・海草中学時代、夏の甲子園で嶋投手が準決勝と決勝でノーヒット、ノーランを達成し優勝。翌年の大会でも連覇している名門校。
「参加することに意義がある」と思って来ているわけではなかろう。勝とうと思い試合に臨んでいたに違いない。その相手に「21世紀枠に負けるのは末代までの恥。もう野球をやめたい」と言うのは、裏を返せばそれだけ慢心していたということ。
ニューズウィーク日本語版編集長の竹田圭吾も「監督自身が相手をナメていたことになる。これでは自校の選手が可哀そうだ」と。
小倉は「高野連が事情聴取をするようですが、処分とかにならないでほしい。小さな事です」という。確かに処分という話ではないと思うが、ではリーダーの資質があるかといえば??
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト