<テレビウォッチ> 東京・銀座。道行く人が足を止め、上を見上げながら携帯のカメラで何やら撮影を。変わったカラスでも? とその先を見ると、右足は黒ずくめ、左足から上半身にかけ肌を大胆に露出し沢尻エリカ(23)が……
サインすればパスワード
このポスターで2年半ぶりの復帰を果たそうという沢尻が、のっけからまた騒動を起こした。番組がその顛末を。
発端は、スペインにある沢尻の個人事務所が3月初めに開設した公式サイト。報道各社向けに6か条からなる誓約書が書かれ、破ればスペインの法律にのっとり裁判を起こしますよと。
内容は、「プライバシーに関する情報やコメントを許可なく公開しません」「歪曲や誤解を招くことを避け、正確に記述もしくは再生します」「根拠のない噂話は一切公開しません」などというもの。この誓約書を守ってサインした場合のみ、ホームページにあるマスコミ用のサイトを閲覧できるパスワードを交付するのだという。
で、記者からの自由な質問を禁じた沢尻の復帰記者会見が3月16日行われた。沢尻が一方的にしゃべって退出しかけたところで、記者から「6か条は撤回されるのですか?」と質問が……
「波乱含みの復帰」
しばらく躊躇していた沢尻がマイクを取り上げ「そのようなことはございません」、「サインしないとホームページは見られない?」にも「そういうことになります」。
ここで番組のナレーションが「彼女は今後どのような芸能活動を行っていくのか、波乱含みの復帰となりました」と。
スタジオでは、小倉が「オレの家なんて夜中の12時にピンポーンくるよ。こういう気持も分かるが、ただ、(誓約書に)サインしてくださいというのは……」。
芸能リポーターの前田忠明はカチンと来たのだろう、次のように……
「反発が出ますよ。これはマスコミをコントロールしよう。マスコミの暴走を阻止するためサインしろと言っているわけだ。我々だって、これ以上の線を越えたらまずいぐらいは分かっていますよ」と。
高木美保も同業者として次のような厳しいひと言を。
「プロとして守ることと、ポロッと本音をしゃべる彼女の良い面のバランスをアドバイスするなら良いが、損だと思う。アドバイスをした相手の方とはあんまり仕事はできないのではないかな……」
これに小倉が「(アドバイスは)ご主人でないの?」に前田が「ご主人は『私は関知していないと』言っているのですがね……」。
2年半前の不機嫌な態度を改め、大人になっての復帰会見だったが、とんだ仕掛けに再び批判が……