<テレビウォッチ> かつての正義の味方も、いまやすっかり役人臭くなった感のある長妻厚労相が、あまりに細かいというんで、役人が悲鳴をあげているという。今朝(3月17日)の産経新聞の記事が話題になった。
小学生じゃあるまいし
なんでも就任から半年で、出された指示の数が1000件を超えるというから尋常じゃない。おまけに期日までにできないと、「反省文」まで書かせているというので、「小学生じゃあるまいし」と恨み節もでているという。
指示の内容がまたすごい。
「舛添前厚労相の公用ワゴン車は売却しろ」
「年金機構の職員は大きな声で『いらっしゃいませ』と挨拶するように」
「(子育てのダンサー)SAMさんのポスターを大臣室に掲示しろ」
「報道の可能性を察知したら政務3役に報告」
「記者に話した内容を報告」
おいおい、聞き捨てならないものも含まれてるじゃないか。
みのもんたが「どうなんです?」
片山善博が、「組織のトップはあまり細かいことはいわない方がいい。それより、1人ひとりの職員が自分の考えで使命感を失わないように仕向けないといけない。マネージメントする人の務めです」
金井辰樹は、「政治主導と政治家主導の違い。細かい支持をすることが政治主導だとする傾向がある。大きな方向性を示して、官僚たちが動きやすいようにするというのが、本来の政治主導。これでは政治家主導だ」
みの「ボクなら1万件」
みのが井上貴博に、「ボクが大臣だったら、1万件くらい指示を出すね」と並べ立てた。「勤務時間の過ごし方、休憩時間の過ごし方、5時に終わるのか終わらねぇのか、3時半に駐車場で車を洗うな……」。まさに口からでまかせ。
井上が「上司にそこまでガミガミいわれるのは、ちょっと……」
「甘いよキミ。甘いよ」(笑い)
片山は「こういうことが続くと、下の方は指示待ちになってしまう。困るんです。だから1人ひとりが判断して、それが国民のためになるような組織にしないといけない」という。
みのは「厚労省はいろいろあるからねぇ」と締めくくったが、民主党の閣僚が「案外権力志向だな」という印象のがあるのも確か。むろんダントツは小沢幹事長だけどね……。