<テレビウォッチ>きょう(3月16日)で、発足半年を迎えた鳩山政権の現状について感想を求められた田中秀征(細川内閣当時の総理特別補佐)のコメントが面白かった。
田中秀征が分析
――のど自慢で言えば鐘1つ。これから鳴るんじゃなくて、鳴っちゃった感じ。歌っている方とすれば、これからコブシの効いたいい所があるから、もうちょっと聞いてくれ、という話だけど、観客は席を立ち始めている。これからやったってダメだろうと。非常に厳しいところだ――
田中は、鳩山首相とは「新党さきがけ」で同志だった。かつての同志のリーダーシップ不足を、オーケストラに例えて、こう語る。
――指揮棒を振るわない指揮者に見える。自分はどういう曲目を演奏してほしいかという明確なメッセージが出てこないから、観客席で聞いている人間もわからないし、演奏している人たちもわからない。何を演奏するんだ、という状態。深刻な問題だ――
スタジオ陣では、鳥越俊太郎、若一光司が、世論調査を引き合いに、国民の声に答えて、小沢幹事長が国会の場で「政治と金」に関して説明する必要があるとし、三反園訓は、普天間飛行場移設をどう処理するかが鳩山内閣の命運を決すると述べた。
他の出場者も力量不足で、のど自慢大会が盛り上がらないのが現状だ。
文
アレマ