ベッカムの諸行無常 けがと家族と引退説

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<テレビウォッチ> イングランド代表のMF、ディビット・ベッカム(34)が左アキレス腱を断裂しW杯南アフリカ大会出場がほぼ絶望的となり、引退説も出ている。

過密スケジュール

   番組で笠井アナが「手術を終え、治るまでに3~4か月かかるという一報が今入ってきました」と取り上げた。

   イタリア・ミラノで3月14日行われたキエボ戦の最中、ベッカムがごく普通に左足へ体重を移動させた際に断裂したらしい。番組はその時の映像を流したが、笠井は「何故こうもあっさり断裂してしまったのか」と、その理由を解説した。

もとはといえば、レアル・マドリードにいたベッカムが、ビクトリア夫人の意向もあってか、アメリカのロサンゼルス・ギャラクシーに移籍したことから。

   しかし、イングランド代表のカペッロ監督が「欧州のトップクラブでプレーしないと起用しない」と公言したために、困ったベッカムがイタリアの ACミランに期限付きで移籍。

   昨2009年からベッカムは、オフ返上で1年の前半を単身赴任でACミラン、後半をギャラクシーでプレーしていた。

「ボロボロの状態」

   ベッカムはW杯を3度出場したものの、1度も優勝経験がない。今年は強いといわれ優勝の可能性もあるイングランド代表だけに、何としても出場したい苦肉の策だったようだが、この過密スケジュールが裏目に出た。

   平石クリニックの平石院長によると「使い込んでアキレス腱がボロボロの状態だったのだろう。この場合、ちょっとした体重移動で切れることもある」という。

   手術は、ウシの腱を覆いかぶせて強度を上げることもできるという世界的権威のサカリ・オラバ医師が行った。キャスターの小倉が「ウシのアキレス腱は使わずにすんだの?」に笠井が「詳しいことはわかりません」。

   タレントの渡辺満里奈が「奥さんの意向でアメリカに行ったのが大変だったのですかね~」に、これまた笠井が「家族思いのベッカムにとって、こういうこともひとつの要因だったのかもしれません」と。

   かみさんの要求をハイハイ聞いていると、とんでもないことになりかねないという例えか……

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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