待機児童と保育園数
一方でいまも、「このカネを別のやり方で使った方がいい」という声は根強い。たとえば、全国の保育所の待機児童数は3歳児までで約2万5000人もある(09年4月)。保育園づくりに回せば、はるかに有効だというのだ。
実は先週の厚労委で参考人として出席した三重・松阪市の山中光茂市長が、興味深い指摘をしていた。市長は、松阪市の児童手当の総額が76億円。40の保育園を全部無料化しても8億円。小中学校の給食費は2億円で無料化できる。保育園建設費は3億円なので、毎年25園作れる金額だといったのだ。
山中市長は「それだけのカネがあるなら、使い道を1度地方にゆだねてみたら。選挙目的のバラマキではなく」というのだった。
スタジオで、支給される、されないケースを並べたが、みのもんたはじめ「どうして?」というのがいろいろあった。その意味ではかなり粗雑な感がある。
現行の児童手当は受給者は約1239万人だが、これが1735万になるのだと。しかしこれが詰め切れていないわけだ。ひどいもんだ。金額もやがては2万6000円になる。
与良正男が「そもそもは岡田さん時代で、1万数千円だった。それを小沢さんが出してしまえとなった」
みんなしっかりと見極めていこうか。もらうものはもらって。定額給付金と大差ないんだから。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト