野球解説者で日本ハムファイターズ元監督の大島康徳が2010年3月15日のブログで、オープン戦の楽しみ方について紹介した。
プロ野球2010年シーズンの開幕まで、もう間もなくなってきた。オープン戦の勝敗を見ると、前年のリーグ覇者、日本ハムファイターズ、読売ジャイアンツが好調なのに、尾花高夫監督の横浜ベイスターズは、14日のゲームでやっと1勝目を挙げるなど苦戦している。
大島はこれに、今の順位は公式戦の勝敗にほぼ関係ない、と指摘する。セとパでは開幕に1週間のずれがあるせいだ。必然的に選手の起用法が違ってくる。現段階で、パは開幕を見据えた投打のレギュラー陣が出場しているし、投手も概ね体が出来上がりつつある。
一方、セはこれまで若手選手や新戦力の見極めの時期だった。それが今週からは、開幕に合わせた先発ピッチャーの登板もはじまる。開幕を見据えた起用であるならば、野手にとっても今週の活躍次第では、誰がレギュラーをつかむか、がそろそろはっきりしそうだ。
そんな中でも、オープン戦好調の日ハムには感心しているという。若手がどんどん育ってきているので、「当分『強い日本ハム』の時代は続くと見ました」とプッシュしている。その上で、パを代表する3人の投手――ダルビッシュ有、岩隈久志、涌井秀章も順調すぎる仕上がりだ、としてパの今シーズンが、ハイレベルな混戦になることを予感している。<テレビウォッチ>