<テレビウォッチ>小倉キャスターのオープニングトーク、今朝(3月15日)のテーマは最近大学で導入が増えている『就活のための留年制度』。
「新卒資格」のため
「ボクのころは単位を1つ落とし、1年間分の授業料を納めて就職浪人し翌年同じ会社にチャレンジする人がいた。じゃー1年待って保証があるかというと、こういうご時世では保証は何もないよね~」。
この『留年制度』は、デフレ不況の中で就職が決まらない学生のために翌年度も有利な「新卒」で就活ができるように、大学に『在学』させる制度だ。
すでに実施している立教大や成蹊大に加えて、青山学院大や東京工芸大、湘南工科大なども今春から導入する。青山学院大では経済的負担を考慮して授業料は半額にするという。
10万人以上といわれる就職が決まらない大学生や高校生。政府も『新卒者支援チーム』など応援体制を組んでいるが、その成果となると??
「授業料取る以上…」
小倉が「運が悪いんですよね~こういうご時世で就職とは……」。これに名古屋外国語大大学院教授の高瀬淳一が「いつ生まれたかで決まっちゃいますからね~」。
しかも、留年制度を利用して翌年に希望の会社に就職できる保証があるかといえば神のみぞ知る。
高瀬は「留年という形ではなくて休学という形で卒業を伸ばすことは一部でやっていた。それが今回は二進も三進も行かなくて、公認の留年制度を導入する大学が出てきた。ただ、授業料を取る以上は授業をして欲しいですね」と。
『新卒』資格を与えるだけで授業料を取るのは確かにおかしい。産業界も協力し就職後に役立つ授業を行う仕組みができないものか……