<テレビウォッチ>民族衣装姿の元横綱朝青龍がモンゴルで行った記者会見の模様をトップで伝える。小木逸平がフリップで示した発言要旨は――・人を殴ったり鼻を骨折させたりは一切なかった・引退は自己判断・相撲協会の規則は厳しかった――
国技館貸すのやめた、と…
相撲協会外部委員のやくみつる(漫画家)は電話で「まだ子どもじみているなという印象。引退相撲で少なくとも1回は相撲協会の世話になる。あの発言では、国技館を貸すのをやめた、となりかねない。そのへんの単純な話がどうして想像できないか」とコメント。
大谷昭宏は「普通なら、捜査中なので捜査側に任せている、と言う。鼻を折ったり殴ったりが一切ないのにハンパでない示談金が支払われたとすれば、相手側に恐喝、脅迫の疑いが生じて、警察はほっとくわけに行かなくなる」と「自制」を求める。
木場弘子は「気が緩んだということ」とし、「モンゴルではたいへんな英雄なので、言いわけをしたかったのかもしれない。でも、協会への不満とか、強すぎていじめられたとか口にすると日本へのイメージが悪くなる。大人なんだから、バランスをとって言葉を選んで、世渡り上手になってほしい」と続けた。
「断ります」
赤江珠緒が「相撲協会が、優勝回数を(朝青龍が)重ねるのがイヤだったので、やめさせられたみたいな意見は許してはいけない」とキッパリ。
日本人記者が日本語で「引退後初めてのモンゴルですけど今の気持ちは?」と質問しても、元横綱は「きょうはモンゴルのことを話します。断ります」と回答を拒んでいた。「郷に入れば郷に従え」ということなら、相撲協会のルールも守ればよかったのに。