「予測が甘い」
その石見空港では苦肉の策として、滑走路を利用しお祭りやマラソン大会を催しているという。朝9時50分に羽田から到着する便のあと夕方17時30分伊丹へ向け飛び立つ便まで、8時間もガラ空き状態の滑走路を利用しようというわけだ。
スタジオでは「カート場かローラースケート場にも利用できるのでは……」との声も。
これでは赤字も当然で、空港の1年間営業損益を見ると22の空港で赤字。福岡が67億円、那覇54億円、羽田ですら20億円の赤字を計上しているという。
そんななかで、3月11日の朝日新聞朝刊1面には空港の駐車場や保安業務を担う20の公益法人が290億円蓄財していた記事が。
小倉キャスターが「日本の航空行政おかしいんじゃない」。
ノンフィクション作家の岩上安見も「基本的におかしい。需要予測は、厚労省の人口予測も甘いし、GDP予測も甘い。3段ロケットをふかしているようなもの。原因は、一般会計とは別枠の特別会計で作っているから」と手厳しい意見を。
あとは民主党の事業仕分けに期待するしかないのか。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト