「北野武に仏勲章」にみる 日仏での評価の「違い」

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<テレビウォッチ>キャスター小倉智昭が「今日は芸術の話です」で始まったオープニングトークで、フランス芸術文化賞の最高賞『コマンドール』を受章した映画監督の北野武を取り上げた。

かなりの難関

   小倉のテーマは「武さんの作品は、日本でもそこそこヒットするんですが、何といってもフランスでドカーンと当たるんですよね」という不思議。

   小倉によると、フランスには芸術文化に関しては、騎士の意味がある『シュバリエ』、将校の『オフィシエ』、それに騎士の長、司令官の意味の『コマンドール』の3つの勲章があるという。

   北野は1999年にすでに『シュバリエ』と受けており、今回は『オフィシエ』を飛び越えて『コマンドール』を。

   で、小倉は「フランスでも『コマンドール』は年間50人しか授与されていないかなりの難関ですよ。これまで受章したのは建築家の丹下健三さん、作家の大江健三郎さん、画家の梅原龍三郎さん、シャンソン歌手の石井好子さん……」。

   その難関をクリアして『何故、北野武が』と小倉が言っているふうにも取れたが、割って入った笠井信輔アナが次のように……

けなすと非難される

   「北野さんの作品をけなすと、『お前は何を言っているんだ』と、まわりから批判されるほど、その価値を分からない人が非難されるぐらい評価がウナギ登りなんです」

   そこが不思議というわけか、小倉は「北野作品には、日本人の理解者よりもフランス人の理解者が多いのではないですかね」。

   笠井もやはり不思議に感じている1人なのか、「話変わりますが、フランス人は『タケチャンマン』とか知っているんですかね」。

   そして中野美奈子アナも両手を股間に示して「コマネチとかも知っているんでしょうか」と。

   確かに日本ではこちらの印象が強くて、権威ある勲章のイメージが浮かばない。そこが北野らしいところかも……

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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