住宅エコポイント 「自前省エネ」は不可の理由

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テレビウォッチ>省エネ効果の大きい住宅の新築やリフォームにエコポイントが付く『住宅エコポイント制度』が始まった。

1ポイント1円分

   1ポイント1円分で最大30万円相当のポイントが獲得でき、商品券と交換できる。そこで、どうすれば住宅エコポイントが付くのか、笠井信輔アナが取り上げた。

   それによると、新築、リフォームで2重窓(2000~1万8000ポイント)や断熱効果の高い外壁工事(10万ポイント)などをした場合、上限で30万ポイントが付く。

   リフォームでもバリアフリーの改修だけではポイントはつかないが、一緒に内窓を設けて2重窓にしたり、外壁や床、天井に国が定める基準の断熱材を使用すればポイントが発行される。

   キャスターの小倉智昭が「僕の北海道の家は全部3重の窓ガラスなんです。20年間エコに協力してきたんですけど……ダメなんでしょ」と。笠井の答えは「残念でした。ちょっと古すぎます」。

工事請負契約が必要

   もっとも新築の別荘なら住宅とみなされ上限の30万ポイントが付く。2軒以上が繋がっている集合住宅もそれぞれ戸建てとみなされ30万ポイントが。

   ただし、自分で行った省エネ対策にはポイントは付かない。業者の『工事請負契約』が必要という。

   不況下、余分な投資は避け、じっと我慢して電気、ガスを極力使わないことが最大の省エネ効果なのだが、それではポイントは付かないところにこの制度の別の狙いが……

   ニューズウイーク日本語版編集長の竹田圭吾も次のように。

   「環境負荷を減らすためだったら、建て替えないのが1番いいし、リフォームして長く住むのが大事だ。自分が行う省エネ対策がダメというのは景気対策の側面がけっこう強い」

   鳩山政権の景気対策の当面の目玉がこれでは、いつデフレ不況から脱出できるのか。目標を定めたインフレ誘導策はデフレ不況の特効薬となりうるが、日銀にはそんな度胸はなさそうだし……

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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