ナイナイ岡村の「お笑い道」 その表現に「笑い」は不足

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もっとパロディ精神を

   岡村が収録前にお参りするとか茶道をするとか、それは感心した人も少なくなかっただろう。一方で、押し付けがましいというか自慢されているという風に受け取った人もいただろう。少なくともお笑いらしくはない表現方法だ。このくだりでは、どこにもパロディ精神は感じなかった。

   これからも萎縮せずに頑張ってお笑いを追いかけていく、ということを言いたい、という志は分かる。ただ、その表現方法としてはちょっと鼻につくやり方だった気がする。レギュラー番組を充実させ、自分たちの主張はそこに織り込んで欲しい。ちゃんと笑いにのせて、だ。いずれにせよ、頑張ってほしい。バカをやって人が笑う、という形は変わらない。どんな「バカなこと」があるのか探し続けなければいけない。

   番組は土曜夜の放送だ。このときの土日には、女子スケート追い抜きで日本勢が銀メダルをとったニュースや、東京マラソン、津波などが伝えられた。津波情報は、1日中画面を占めていた。人間の力は、自然の力の前では小さなものだとあらためて思い知らされもした。

   追い抜きの 銀も津波に 追い抜かれ

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