沖縄は民主にだまされたのか 基地と「陸上案」と政権交代

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<テレビウォッチ>普天間飛行場の移設先として、キャンプシュワブ陸上案が急浮上しているのはなぜか。

「一肌脱ぐ」姿勢なし

   所太郎リポーターは、(1)基地から基地への移動は県知事の許可が不要=番組最後に、必要なケースもある、と訂正が入った= (2)かつて通信施設を、別の基地へ移したとき、反対運動が少なく工事が進めやすかった、と説明する。(2)については北沢防衛相も「歴史的なものに学ぶべきところがある」と言明した。

   赤江珠緒が「政権発足早々の案なら、沖縄の人たちも考えやすかったのでは」と振ると、大谷昭宏は「結局、沖縄となれば、沖縄県民にすれば、すったもんだの挙げ句、だまされたことになる」と話した。その上で、ただ、民主党が批判されるのは当然だが、では、日本国のどこかが沖縄の基地軽減のために我々が一肌脱ぎましょうと手を挙げたか、社民党も共産党も県外のどこかを説得する努力をしたか、などと議論を展開、日本全体の問題としてとらえられたのか、思いが残る、とつづけた。

   木場弘子も「本気になればもっと早く何とかできたのでは」と言う。

   山口一臣は「沖縄の負担を軽減させることが最優先」として「この問題はどこかで動かさないと話にならない。辺野古沖を埋め立てると恒久的になってしまう。陸上案を採用するんだとしたら訓練所を分散させるようなことはできないか」と「暫定案」を述べた。

   所によれば、キャンプシュワブ陸上案自体、住宅地に近い、使い勝手が悪くなる、との理由で、アメリカ側が5年前に反対して見送られた経緯があるという。鳩山首相にも妙案があるようには見えず、見通しは不透明だ。5月末決定の約束は守れるのだろうか。いずれにしても、この間に政権が失った信頼はあまりにも大きい。

文   アレマ| 似顔絵 池田マコト
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