<テレビウォッチ> きのう(3月4日)都内の地下駐車場で、スウェーデンのボルボの新車のデモが行われた。人形を立てておくと、運転者がブレーキをふまなくても、直前50センチでびたりと止まる。世界初のシステムだという。
時速35キロ以下は「回避」
クルマの前面に取り付けられたレーダーとカメラが、最大90度の角度、150メートルまでの人間を感知し、コンピューターが危険と判断した場合、まず警告音が鳴る。それでもドライバーが気づかないと、自動的にブレーキがかかる。
メーカーは「時速35キロ以下の場合は、事故を回避できる。それ以上だと、ぶつかるんですがある程度減速して衝撃を抑えられる」という。しかし「あくまで万が一のため。運転者が注意するのが大前提です」と。まあ、当然だろう。
みのもんたが「すごいじゃない」
ボルボが来2011年春ころ発売予定の「S60型」だそうで、発売価格は未定とか。しかし、何にでも対応するかというと、そうではないのだと、根本美緒が絵解きをした。
80センチ以上の人間だけ
パネルにシカ、イヌ、イノシシ、工事用の柵、赤ちゃんが描いてあるが、まず動物たちはダメ。「感知しません」。
みのが、「鎌倉ではタヌキやアライグマが出るよ」
次の工事用の標識の類いもダメ。はいはいしている赤ちゃんもダメ。「認識するのはきれいな人だけ?」(笑い)
「身長80センチ以上の人間だけです」「カンガルーは?」
「自転車に載った人」「車イスの人」も認識できる。が、「寝ている人は?たまにいますよね……これはムリです」(笑い)と根本。
みの「これは画期的だね。ボルボ?」
いやまだあるぞ。急な飛び出しにはどうか、動いているもの、暗闇の黒い衣装とか……人間以外の障害物だって、感知して対応するのは同じ技術だろうに。「けさの注目」というからには、もう少し聞いてほしかったよ、美緒ちゃん。ママになるんだってね。おめでとう。