<テレビウォッチ>キャスターの小倉が「バッかじゃね~の?」と大声をあげた。
『祝日』の休みを廃止し、ゴールデンウイーク(GW)などの大型連休を分散する政府プランが3月3日、観光立国推進本部(本部長・前原国交相)の分科会で示されたことへの感想だ。
「会えなくなる」
定着している伝統行事などへの影響もあり、机上プランで簡単に事を進めていいものかどうか……
観光需要を掘り起こし、内需拡大に繋げようという狙い。政府案によると、日本列島を5つのブロックに分け、春は5月第1週の週末から6月にかけ、秋は10月から11月にかけ、週末を絡めて順繰りに5連休を新たに作ろうというもの。
そのかわり憲法記念日(5月3日)、みどりの日(同4日)、こどもの日(同5日)、海の日(7月第3月曜日)、敬老の日(9月第3月曜日)、体育の日(10月第2月曜日)の祝日は名前だけ残し、休みを廃止するという。
現行の大型連休が分散すれば、高速道路の渋滞もなくなり、ホテルや旅館も安く利用でき、需要が生まれるというわけだが……。「地域ごとに休みが異なると取引に支障が出る」との反論も。
さらに例年200万人を集めた『博多どんたく』(5月3日~4日)や、弘前の『さくらまつり』(4月22日~5月5日)なども影響が出るおそれが。
スタジオでは、中野美奈子アナが賛成した以外、小倉のほかコメンテーター全員が反対した。
その小倉は「何のために暦があって休日が決まっているのか分からない」と多少感情的に。タレントの眞鍋かをりも「東京と北海道に家族が住んでいる。これでは誰も会えなくなってしまう」と。