<テレビウォッチ>きのう3月3日から始まった参院予算委員会で、閣僚3人が遅刻した。前原国交相が2分、原口総務相が4分、仙谷国家戦略室長が6分。舛添要一議員が怒ってた。「ダメじゃないか。参院をバカにしてるのか」と。
政治とカネの打撃
あれ舛添議員、そんなことも知らなかったの? 衆院は参院をバカにしてますよ。その最たるものが小沢幹事長。彼の目に参院は、ただの「数」です。だからこそ次の参院選に勝たないといけないと。彼の政治哲学は、自民党時代から変わってない。
その民主党には相変わらず「政治とカネ」の問題。一方自民党には、谷垣総裁の指導力の問題がある。これが舛添議員の「谷垣おろし」発言になったり、きのうは「(大島幹事長の)顔が怖い」と若手からクレームがついたり。
久々に登場した岸井成格が、あれやこれやをまとめて斬った。
民主党には、長崎知事選と町田市長選の結果はショックだった。「政治とカネがこんなにも深刻だったかと」。さらに、北教組幹部の逮捕。参院選は組織の戦いだから、これも打撃だという。
一方の自民は、選挙の結果は出ているのに、支持率はあがらないどころか下がっている。このままでは参院選を戦えないのではないかという、若手のあせりがある。そこで出てきた舛添発言には、「勝手な推測だが、自分が自民を飛び出す可能性と、谷垣おろしができれば、次はオレだと思ってる。硬軟両様のかまえ」。
三屋裕子が、「(舛添が民主党議員の名前をあげて)同じ考えといったのはどういう意味?」
岸井「まず小沢独裁体制反対。どっちかというと保守的な考え方で、社会党系ではないと。でも、いわれた方はたまんない」
みのもんた「民主もなぜ支持率が下がったか、政治とカネを認識してる?」
岸井「これほど政治とカネに背を向けた国会はない。全部ノーでしょ。それはすべて小沢さんの進退に関わってくるから。みんな避けてるが、逆だ。このままいくと、幹事長の首だけですまなくなる」
不起訴にはなったが、4億円の虚偽記載は明らか。また17億とかのカネも記載してなかった。中には政党助成金も。「もう説明できなくなってる。政権交代して民主党への期待はまだあるのに、小沢さんが障害になっちゃってる」
嶌信彦は「ここまでくると、議員辞職までいかないとすまないのに、感性として鈍い」。まったく鈍い。それが権力の落とし穴なのか。
みの「鳩山さんが、そろそろ辞めるか、といえないんですか?」
岸井「わたしも辞めるから、といわないと」
みの「ハァー……ということですよ、みなさん」