<テレビウォッチ>2週続けての「特別版」となった太田総理。今回は番組御用達のタレントらが一堂に会しての「芸能界マニフェスト王決定戦」が開催された。
男性専用車両を
タレントが渾身のマニフェストをプレゼンし、それをやはり番組御用達の政治家軍団15人がナイスかどうか判定する。1番多く政治家票を集めた人が「マニフェスト王」なんだそうである。
スタジオでは「電車の24時間営業」(我が家提出)、「敷金・礼金の廃止」(上原美優)が発表時に拍手喝采を浴びて、前評判は高かったものの、フタを開けてみると数票しか入らずの惨敗だった。結果、14票を集めてチャンプの座に輝いたのは本村健太郎弁護士センセイ。マニフェストは「電車に男性専用車両を作ります」だった。
最近は女性専用車両があるが、男性用はない。痴漢冤罪の防止のために男性用が必要だとセンセイは力説する。なぜなら「痴漢と間違われると、とんでもないことになる」からである。
ある日、電車内で痴漢に間違えられたとする。駅員が来て、話を聞くためにちょっと駅員室まで来てくださいと言われる。「ここでどう行動するか」が問題だそうだ。「結論からいえば、駅員室に行ったら(最後)、3時間後には留置場に入ってることになる」とセンセイ。
「捕まったら最悪です」
ここでケーサツに詳しい平沢勝栄衆院議員が「警察も両方から事情を聞いて、矛盾がないかきちっと調べます。100%全部捕まって、留置場にぶちこまれるわけじゃない」と反論するが、センセイも「(実態は)限りなく流れ作業に近いと思う」とゆずらない。
で、センセイの考える「現実的なベストの方法」はなにか。「走って逃げる。それしかない」。話しても無駄だから逃げるが勝ち――といったことのようである。しかし、「逃げたら、余計注目を浴びて、周りの人に捕まえられてしまうのでは?」と田中裕二(爆笑問題)。すると、センセイは大真面目な口調で「そこで捕まったら、もう最悪です」。
なにしろこのセンセイ、弁護士のほかタレント、俳優でもあるだけに、一連の発言がどこまで本気なのかは判然としない。とりあえずスタジオで笑いを取っていたことは事実である。
ボンド柳生
*太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中(日本テレビ系)