<テレビウォッチ> 「長かったというか、あっという間でした」。戦いが終わり、インタビューに答えながら涙が止まらなかった浅田真央。
涙のワケ
真央が、あの時の涙を振り返りキャスターの小倉の次のように語った。「気持ちの整理がつかないままインタビューを受けたので……」
金メダルを逃した悔しさか、トリプルアクセルの大技を成し遂げながら、別のジャンプでミスが出てしまった悔しさか……
それにしても『真央vsヨナ対決』、何故あんなに差が出てしまったのか。オリンピックらしい『大技』への挑戦より見栄えにウエイトが置かれたジャッジだったのではという疑念が残る。
確かにキム・ヨナの演技は、スピード、流れの中でのジャンプの高さはすばらしかったが、技のインパクトはさほど感じられなかった。
スタジオではリポーターの大村正樹が、採点結果を分析し「ジャンプと出来栄え点で差がついた」と。
これでも高くなった
これに笠井信輔アナが今回も「異議あり。トリプルアクセルを2回も決めた。女子でできるのは浅田真央さんだけ。もっとご褒美のボーナス点をあげてもいいと思う」。
プロスケーターの本田武史も「これでも(大技への)採点は高くなったんです。しかし、トリプルアクセルの難しさを考えたらもっと上げてもいい」。
そんななかでタレントのピーコが率直な感想を。
「私は素人だから、ヨナさんは大変な技を軽めにやっているように見えた。真央ちゃんは切羽詰まった、力の入った顔になっていた。その気持ちが出ちゃった。だから余計かわいそうな気持ちがした」
いずれにしろ、浅田が「ソチで頑張ります」と言ってくれた。その根性にまた感動させられた。見ている側の勝手な言い草だが、4年先にも再び感動を……
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト