世界との「差」
「でも、3人がメダルを高木選手にかけて、『メダルが重い』って、3つかければ重いよ」(笑い)
そこで、久保田智子が「現地に高畑さんがいます」。「エーッ! まだいたの?」(笑い)とみのがまぜっかえす。高畑百合子は、「会場で見ていても、0.02秒はわからなかった」という。会見でも「0.02秒差」に質問が集中した。田畑選手は「世界との差はほとんどないが、これをどう詰めるか」といったと。
と、その最中、高畑が「聞こえますか? カナダが勝った?」という。何事かと思ったら、アイスホッケーの決勝でアメリカに勝った、その瞬間だった。すぐ隣接のアリーナからの大歓声が起こっているのだという。
浅田真央じゃないが、「あっという間に」終わったバンクーバー五輪。メダルの数はともかく、これまでとれなかったメダルもいくつかあった。あとは閉会式を残すのみ。選手たちの重い4年がまた始まる。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト