見直しは2年後
受け入れ先の病院や日本看護協会は、制度自体の不備を指摘する。
立原が厚生労働省から得た見解は「医療現場でのコミュニケーションや医療安全の確保の観点から国家試験を見直すのではなく、より効果的な学習ができるように対策を講じて行くことが重要と考えております」。ただし制度の見直しは2年後に行うという。
山口一臣は「なんで今すぐ出来ないのか」と言っても、慣れないで緘黙するばかりの立原は、最後にフリップを出して3つの提言を示した。(1)国家試験挑戦期間の延長-最長5年 (2)応募資格の撤廃 (3)日本語教育を徹底し、日本の看護師学校の就学支援
そして「これからも追いかけ続けます」とつけ加えた。「まかしとき!」というにはやや心配なスタートだったが、誠実そうな人柄は好感がもてた。
文
アレマ| 似顔絵 池田マコト