<テレビウォッチ> 開口一番、キャスターの小倉智昭が現地スタジオから「今日は、現地から最後の放送となります」と、間近に迫った「真央ちゃん、ヨナ選手の宿命の対決!」(小倉)を取り上げた。
表情からは…
「氷上の表情を見る! その日の選手の表情から出来の良さが分かるじゃん」と小倉が田中大貴アナを連れて訪れたのが試合会場。会場では、本番の衣装をつけた選手たちに交じって、浅田真央が赤と黒を基調にした衣装をつけてジャンプの練習に集中。一方、キム・ヨナはあでやかなブルーの衣装で練習を。
しかし、「表情からは全然わからないですね~」(田中)に、「わかんない。運でしょ、運」(小倉)と。
小倉は試合前、盛んにヨナのあら探しをしていた挙句、ショートプログラム(SP)で最高得点をマークされた悔しさが尾を引いているのか、ここで発したひと言。
「キム・ヨナは非常に余裕があるように見せていましたね~」
かわって東京のスタジオ。笠井信輔アナが「4.72、私は昨日から何度口にし、見たことか。円周率を聞かれたら3.14じゃなくて4.72と言いそうですよ」と、『宿命の対決』を煽るのに余念がない。
ブルー
さらにそこへ加わったのがリポーターの大村正樹。「気になるのが2人の衣装です。キム・ヨナ選手のブルーのスパンコール。これを見て、アッ来たかと思う人も……」と、そのわけを。
長野五輪のタラ・リビンスキー(米国)、ソルトレークのサラ・ヒューズ(米国)、トリノの荒川静香など金メダリストはすべて、フリーで身に着けた衣装はブルー系だという。
これに小倉が反発。「優勝した方が結果的にラッキーカラーといわれるだけで、衣装の色なんて関係ない」と。
で、「まだまだいいデータありますよ」と出してきたのが、SPで1位になった選手がフリーの演技で金メダルを取りこぼしたデータ。
リレハンメル、長野、ソルトレーク、トリノでは、SP1位がフリーを終えての最終地順位は2位か3位だったという。
そんな期待を持たせるデータについ熱くなり、結果は残念というケースが多かったバンクーバー五輪もいよいよ最終章。今度こそはという思いか……