日本ジャンプ陣の不振 問題は体格差・ルールなのか

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<テレビウォッチ>「元気がありません。ジャンプ団体を見ていてメダルをとり損ね疲れが……」と、現地バンクーバーから番組に参加したキャスターの小倉。

「若手が伸びない」

   その小倉が独自の視点で斬る『小倉智昭の今夜も眠れない』で、「若手が伸びない」と苦言を呈した。

   お家芸と言われた『団体』は葛西紀明が2度目のジャンプで140.0mを出し健闘したが、結果は5位。1位のオーストリアとは約100点もの差があった。

   原因について小倉は「若手が伸びてこないことだ」と次のように指摘する。

「39歳の岡部孝信は不調でメンバーから外れたが、その岡部や37歳の葛西に頼っているところに、今の日本チームの現状があるんではないか。ウイスラーのジャンプ台は風が吹かないと日本人選手には全く不利。ルールの変更で長身の選手のほうが長い板をはける。体重が軽い選手は短い板をはかないといけない。風が吹かなくても、助走でどんどんスピードが出る選手をつくっていかないと、かつての栄光はないと思う」

研究を

   ただメダルが取れない原因を体格差だけに絞るのもどうか。172cmのシモン・アマンは金メダルを2個もとった。

   小倉は「ボクはコーチの問題が大きいと思う。五輪3回連続とも海外のコーチだが、実績が上がってこない。日本人に意思が伝わるコーチでないと、細かいところが伝わらない。原田(雅彦)などがコーチになって、アマンが2個も金メダルをとったように、日本人の体型でもメダルがとれる方法を考え、研究してほしいね」と。

   同様の指摘は全日本スキー連盟の内部でも出ているようで、次期ヘッドコーチは日本人を起用する考えのようだが、次のソチまでに間に合うのかどうか……

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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