実は政権交代は幻想でした 民主参院議員の「実感」とは

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<テレビウォッチ>民主党の犬塚直史参院議員は長崎選挙区選出で、夏の参院選で改選をひかえる身。こんどの長崎知事選では民主系候補の選挙参謀を務めた。

長崎知事選の「惨敗」

   原口総務相、蓮舫参院議員らを応援演説に投入した「空中戦」、電話、握手、声かけで支持を訴えた「地上戦」を展開して手応えを感じた参謀は、勝ちを信じていたらしい。ところが、フタをあけてみると惨敗。この結果を受けて彼は「政権交代は幻想でした」と述懐する。

   選挙中の犬塚議員に密着した高村智庸リポーターによると、長崎県選出の国会議員10人のうち8人が民主党。高村は、「犬塚さんにしてみれば、政権党の基盤ができたと思っていたが、今回の負けを見て、中味がともなっていなかった、本当の意味の政権交代ができていなかったことに気づかされたのでは」と説明する。

   三反園訓(テレ朝コメンテーター)は「犬塚さんの勝てるという見方は甘すぎる。いろんな情勢調査から、民主党議員を含めてみんなが厳しいことはわかっていた」としたうえで、「長崎県の県会は自民党支配。国政との関係でいえば『ねじれ』が起きている」と話す。

   鳥越俊太郎も「もともと保守層が強いところだ。たまたま前回の衆院選で民主党が勝ったので幻想をもったかもしれないけど、本質はまだまだ変わっていない」と述べた。

   そうは言っても、無党派の投票が自民公明系に流れて風向きが大きく変わって民主系候補が大敗したことは間違いない。鳩山首相、小沢幹事長以下、民主党幹部が何らかの手を打たなければ犬塚議員の参院選も険しいものとなるだろう。

文   アレマ| 似顔絵 池田マコト
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