<テレビウォッチ> 『ギュギュッとバンクーバー』と銘打って前半戦を振り返った。
号泣する選手も
いったい何をギュギュッと詰め込んだのかとみていたら、涙、涙、涙それも悔し涙のオンパレードやら手前勝手な敗退コメント、あってはならないミス。
税金を使って90人以上という大勢の選手団を送り込む意味があるのかどうか……
まず 涙のオンパレードから。スピードスケート女子1000mでは、メダル候補だった吉井小百合が15位。「メダルを目指してやってきたのですごく悔しい」と号泣した。ショートトラック女子1500m もエース桜井美馬が予選敗退。「世界と戦えない自分が情けない」とまた涙。
桜井などはまだ若い。これをバネに頑張ればいいが、スピードスケート女子1000mでは旗手をつとめた五輪出場5回目の岡崎朋美が35人中34位。最下位は中学生で五輪初出場の高木美帆だ。
「中学生に負けない」という目標は達成したものの、いっこうに懲りた様子はなく「このままでは終われない。4年後出してくれたら(夫の姓の)安武で出ようかな……」と6度目の五輪挑戦を宣言した。
競技前に失格
もっとも、不甲斐無くても戦って負けたのだからしょうがないとして、自らのミスのために戦えなかった選手も。
そり競技のスケルトン女子1回戦で、小室希が滑走前に規則違反が判明し失格に。リュージュ女子の安田文も、重量超過違反で失格した。
一体何をやっているのか?? これなどは「服装の乱れ」以前の問題。橋本聖子団長が激怒し、「気を引き締めてほしい」と、関係者に注意書を手渡したという。
現地入りし、バンクーバーのスタジオから出演したキャスターの小倉の最初の感想が「皆揃いのシャツを着てカナダの人は愛国心がありますね」。
日本人でこういう格好は見られないというのだが、これほどしらけた材料がそろった五輪も珍しい。頑張っている選手には申し訳ないが、熱くなれというのが無理……