<テレビウォッチ>バンクーバー・オリンピックのカーリングで、日本がロシアを大逆転して、3勝2敗とした。これが番組直前のほやほや情報。キャプテン目黒萌絵(25)のスーパーショットが流れて、スタジオも大騒ぎ。
胸元マイクで「作戦」聞こえる
はじめ6点差をつけられていたのを、じりじり追い上げて最終エンドで9-9の同点に。延長戦に入った11エンドで、このスーパーショットが出た。ロシアのストーンすれすれにすり抜けたストーンが、真ん中のロシア・ストーンをはじきとばした。12-9の逆転だった。
初戦のアメリカには辛勝したが、カナダ、中国に連敗したあとの対英国戦で、日本は11-4と大勝。これも、目黒のスーパーショットだった。天井から見下ろすカメラが、ストーンの位置をハッキリ見せるから、素人にもよくわかる。スリル満点だ。
そしてもうひとつ、選手たちの胸元にあるマイクで、彼女たちの会話がきこえるのだ。テレビ観戦者のためで。アイスの状態、作戦の内容が聞こえる。専門家は「一緒にプレーしているような気分になる」という。
「まだ1点なら、このエンドあげてもさぁ、2点はあげないってふうに……」「ここ1点ほしいだけだからね」「2点はあげたくない」といった調子。イギリス戦では相手も「これで互角になった」なんていってる。日本が勝ったあと、「多分1ミリくらい。2失点か勝つか、みたいな……」と、本音も聞ける。
予選突破は?
みのもんたが「カーリングって、歳を感じないでできそうじゃない?」
が、杉尾秀哉は「ちょっとゲートボールっぽい」(笑い)と水をさす。
みの「……」。気を取り直して「マイクがついてるのってどうです?」
複合金メダルの荻原健司は「嫌ですねぇ。あいつ飛びやがった、なんて、いえないこともあるから」(大笑い)
スケートの三宮恵利子も、「嫌ですね。うわぁいかれた、とか、考えてなくても自然に出ちゃうことってあるじゃないですか」
みの「プロ野球でも、キャッチャーにマイクつけたことがあったが、すぐやめました。いろいろあって……」(爆笑)
6勝すれば予選突破は間違いないが、5勝だとタイブレークとかになる。つまりあと3勝はほしい。
みの「残りは?」「4試合です」「4戦で3勝?」一瞬沈黙して「いけるんじゃない?」(笑い)
このあと対戦するドイツは日本よりランクが下だが、あとの3か国は上だ。そう簡単ではない。