<テレビウォッチ> 500メートルで銀、銅を獲って意気上がるスピードスケート陣だったが、1000メートルは、男女ともに結果がでなかった。
保温性がない
まず男子。500で銀メダルの長島圭一郎は、思わぬアクシデント。スタート直後にビーッという笛のような音がスピーカーから出て、長島はフライングかと、レースをやめてしまった。
20分後に再レースとなったが、今度は電光掲示板がおかしくなって、また待たされた。スタートはしたものの、「体が冷えてしまって足が動かなかった」と、途中からは投げたようなレースになって、38人中の37位。
長島は「これが実力でしょう」というのだが、これにみのもんたが、「条件はもう1人の選手も同じでしょ?」
長野、ソルトレーク代表の三宮恵利子は、「アクシデントは滅多にないこと。しかし、それを乗り越える精神力がないと、結果はついてこない」と手厳しい。
が、「レーススーツは保温性がない。リンクに保温の衣類はもちこまないし」ともいう。コーチ陣に待ち時間への気配りはなかったのか?
一方、この日(2月19日)朝行われた女子1000メートルでは、期待のスーパー中学生高木美帆が初めてリンクに立った。しかし、初五輪に硬くなったのか、「体が高くてタイムが伸びなかった」(三宮)。
地元も意気あがらず
日本勢は、小平奈緒が健闘して5位に入ったほかは、吉井小百合15位、岡崎朋美34位、高木美帆35位とふるわなかった。
ただこのレースは、1位から5位までが、1分16秒台で、コンマ以下が、1位から順に56、58、72、78、80という大接戦。5位小平の銅メダルとの差はコンマ08=100分の8秒だ。
久保田智子が、「差は、もうこんな」とパチンと手をたたく。
三宮は、「スケートエッジの先、何センチかです。目では見えません」
みのが「エッジを長くしておけばいいのに」(爆笑)
このあと、高木美帆の地元、北海道・幕別町を米田やすみが訪れて、約300人が早朝6時半のレースに声援を送る様を伝えたが、高木の不振でやや意気があがらず。
みのがまた、「高木選手もいい経験になったでしょう」などという。
おいおい、まだレースは残ってるぞ。彼女の次の出番は月曜日の1500メートルだ。