<テレビウォッチ> 「日本勢はいい雰囲気になってきましたね!」と小倉キャスターに番組生出演した佐野稔(元JOC強化コーチ)が「見ていてスッキリしましたね」と。
日本勢が好発進
リポーターの大村正樹が「スッキリではありません。ここは『とくダネ!』です」と。おかしなギャグにスタジオも五輪報道に余裕が出てきたのか大笑い。
期待のフィギュアスケート男子ショートプログラム。高橋大輔(23)が自己ベストの90.25点を出し3位と、好発進した。
また、織田信成(22)も4位、小塚崇彦(20)が8位。8位までに3人揃ったのは日本だけだ。
佐野は「3人とも五輪の雰囲気にのまれず、味方にした。3人いるからこそ安心感があると思うですが……ざま~みろっていうんだ」。
4回転への挑戦
ことばは乱暴だがその思いは分かる。男子は五輪でメダルをとったことがない。
「メダルを持って帰ってくることも歴史に新たなページを作る大切な仕事」(佐野)という。しかもメダルの色も『金』の可能性が出てきたのだ。
男子フリーで色を決めるキメ手は、成功すれば9.8点が加算される4回転ジャンプ。失敗すれば4.8点の減点になるが……現在、上位5人のうち、4回転に挑戦するのはライサチェックを除いて4人だ。
佐野は「高橋は70%の確率があれば飛ぶべきです。プルシェンコより前に飛ぶ高橋が4回転に成功すれば、プルシェンコは4回転を2度飛ばねばならないのでミスを誘うことができる」。
その高橋は予選を好発進した余韻で、「4回転は僕にとって必要だと思います」と頼もしいひと言を。