<テレビウォッチ> 今朝(2月18日)の番組、バンクーバー五輪のメインは、服装の乱れを批判され妙な注目を集めてしまった国母和宏(21)らが出場した スノーボード『ハーフパイプ』の予選を取り上げた。
50点満点で競う
その予選1本目の結果は、トリノ五輪金メダリストの米国、ショーン・ホワイト(23)45.8点に続いて、青野令(19)が43,1点、国母が42.1点と高得点で決勝進出を決めた。
ハーフパイプは、大自然の谷底を模したような大きいパイプを半分の割ったなかで、リップ(パイプの縁)を使い空中でジャンプの技を競う競技。
全体の技のつなぎ、技の難易度、高さ、回転の美しさ、着地の完成度について50点満点で競うが、国母が行う空中での回転技は、パイプのボトムからはるか上空、11メートルもの高さがあるという。
3Dエア
注目されているのは、非常に難易度が高い『ダブルコーク』というジャンプ中に縦2回転、横3回転をミックスした3次元の軸を使った技。『3Dエア』と呼ばれる。
ホワイトは予選1本目でこのダブルコークを出してきたが、国母は予選では封印した。
小倉キャスターは「スノーボードは、冬のスポーツのこれまでの流れとは違う文化。それを理解してあげないと『何だあの下げたズボンは……』となっちゃう」と国母をかばったが、お仕着せの服装では技も冴えないという世界なのかも……。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト