「銀」長島の「女断ち」よりすごい 社長と会社の太っ腹とは

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<昼ワイドウォッチ>バンクーバー・オリンピック初のメダルとなったスピードスケート500メートル。長島圭一郎が銀、加藤条治が銅という快挙に、日本中が沸いた。2人の物語で、メディアはもちきりだ。2010年2月17日の「ひるおび!」(TBS系)でも取り上げた。

恋人と1年会わなかった

   新聞を渡り読みの「ひるおび」も、2人のトリノ五輪での惨敗から説き起こして、とくに長島選手の「3禁生活」(東京スポーツ)をとりあげた。酒とマージャンのほかに、「恋人と1年間会わなかった」のだそうだ。

   本当かどうか、長島には大学時代からつきあっている東京在住の30代前半の彼女がいるが、バンクーバーに集中するために、1年間会わなかったのだと。

   恵俊彰が「どう思います?」と話を振った麻木久仁子は、「30代前半で1年間ブランクにされたら(爆笑)……。メダルの喜びを真っ先に彼女に伝えてやって」

   それはともかく、小森谷徹は「根性だけではメダルは獲れなかった」と、2人が所属する会社、日本電産サンキョーがカギだったという。

   長野・下諏訪町の同社では、作業服の社員約100人が、テレビの前で歓声をあげていた。かつては三協精機製作所という精密機器のメーカーで、オルゴールのムーブメントでは世界のシェアが80%という会社だ。

   創業者の故・山田正彦氏は日本スケート連盟会長もつとめるなど、スケートの発展に尽力した人。自身が果たせなかった五輪出場の夢を託して1957年にスケート部をつくり、これまで14大会連続で五輪代表を送りだしてきた。

   長野大会金メダルの清水宏保選手もここの所属。今回は2人の他、この日の女子500メートルで5位になった吉井小百合選手もいる。

報奨金半分はポケットマネー

   会社は2003年に経営危機に陥り、日本電産の傘下にはいったが、親会社となった日本電産(京都)の永守重信社長(サンキョー会長)が、ポケットマネーから資金を出して、廃部の危機にあったスケート部を救ったのだという。

   社長は「すぐやる、必ずやる、できるまでやる」が主義で、選手たちには社業をさせず、しかもオリンピックでメダルを獲ったら、報奨金まで出す。今回長島選手に1000万円、加藤選手に600万円。金メダルなら2000万円だ。半分は会社が、残りは社長のポケットマネーだそうだ。

   おまけに、精密機器メーカーだから、スケートのエッジの調整も1000分の1ミリ単位で可能で、これも今回のメダル獲得の力になった。

   杉尾秀哉は、「これだけスポーツに理解を見せないといけないということ。永守さんは、買収した会社をみな立ち直らせている人。その情熱が選手に乗り移っていると思う。元気を与えてくれる話だ」

   恵は「そのかわり、勝てと」と。これって厳しいかもね。

   永守社長は、次のソチ五輪にはもっと選手を送りたいといっている。スポーツも芸術も心のゆとりが結果を生む。<テレビウォッチ>

ヤンヤン

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