田中「リアルに消費する額」
子供は国のお宝であり、「若い人が減れば、日本は収縮する。わたしたちの成長戦略は人口を増やすこと」(渡辺周総務副大臣)なんである。しかも、子供は自分で働けないので「子ども手当」を出す名目が立つが、大人はテメエで稼ぐのが本道だろう――といったようなことである。
一方のマニフェスト賛成派は、手当たり次第にかき集めてきたようなタレント軍団が大半だ。フリーアナウンサー・富永美樹が「職があることは大前提だけど、おカネを使うのは心のゆとり。給料にプラスしてもらえるおカネがあると、消費しようという思いになる」と言えば、ソーリの秘書の田中裕二(爆笑問題)も「5000円というのがいい。やめていた新聞やタバコを買ったり、1番リアルに消費する額じゃないか」と、消費効果をアピールする。
「これは悪ですよ。労働もなしにおカネをもらうなんて」と、いつものように腹立て、角立てる政治コメンテーター・金美齢。やくは「まさに『悪銭身につかず』なんですよ。だから消費に回る」と切り返す。ソーリの掩護射撃はほとんどなかったが、やくが奮闘したおかげか、マニフェストは逆転で可決された。
ボンド柳生
*太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中(日本テレビ系)