<テレビウォッチ>オリンピック史上驚異の13連覇という期待の半面、重圧が重くのしかかっているフィギュアスケートのロシア代表。
ペアのフィギュアスケート
注目を一身に集めているロシア国籍を取った川口悠子とアレクサンドル・スミルノフのペアが昨日(2月15日)行われたショートプログラムで3位に着けた。
旧ソ連時代の1964年のインスブルック(オーストリア)大会以来、ペアでは『金』を12回連覇してきたロシア。
そのロシア国籍を取得してまでフィギュアにこだわった川口悠子とはどんな選手か?? 番組が取り上げた。
千葉県出身の川口が、ロシアのフィギュアにこだわるようになったきっかけは高校生の時。98年の長野五輪で、エレーナ・ベレズナヤのエレガントな演技に目を奪われ彼女のコーチだったタマラ・モスクビナに、教えを請いたいと英文で手紙を書いた。
その熱意が実って2003年、ロシアの大学に入学すると同時に弟子入りし、昨09年1月にはロシア国籍をとった。
「日本人と結婚すると…」
「悩みませんでしたか?」の問いに、川口は「悩まないわけはないですよ」と。
川口をよく知る国際審判委員の福留富枝も「彼女は国籍を捨てたのではなく、長年お世話になったタマラ先生に恩返しをしたいと思ったから……今も日本人と結婚するといっていますよ」という。
タレントの渡辺満里奈が「五輪に出たくて国籍を……と思ったんですが、そうじゃなかったんですね」。
スタジオではキャスターの小倉が「大変だな~、連覇しないと。(負けると)どうして日本の女性を……との声が起きちゃうのでは??」
その13連覇の前に立ちはだかるのが中国勢。15日の ショートプログラムでは、1位、4位、5位を中国勢が占めた。
ロシアも川口・スミルノフ組を含め3組が出場しているが、残る2組は15日は8位と12位。川口・スミルノフ組に期待が集まる。